みなさんこんにちは、そらママです♪
出産方法には大きく分けて「自然分娩」と「帝王切開」の2種類があります。
何も異常がない限りは自然分娩が基本になりますが、何らかの要因で自然分娩が難しいと判断された場合、帝王切開で出産することになります。
今や帝王切開で出産する割合は約25%で、4人に1人は帝王切開で出産する時代になっています。
やっぱり帝王切開と聞くと「怖い」というイメージがありますよね。
私もそうでしたし、何なら手術台上って号泣してしまいました(笑)
今回は「帝王切開」について、経験者が詳しく解説していきたいと思います。
また、入院中にあったら便利だった物も合わせてご紹介します。
・帝王切開について知りたい人
・帝王切開のリアルを知りたい人
・おすすめアイテムを知りたい人
目次
帝王切開の種類
帝王切開と言っても「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」の2つがあります。
予定帝王切開
名前にある通り、予め出産日を決めて手術を行う方法です。
日頃の妊婦検診で何らかの異常で自然分娩が出来ないと判断された場合、医師の判断で手術の日程を組まれます。
例えば「逆子」や「多胎妊娠」などがあります。
大体出産予定日の2週間前に組まれることが多いです。
検診の際に逆子と言われたら帝王切開の可能性が出てくるので、「帝王切開はやだ!」という人は逆子体操や鍼灸治療をすることをおすすめします。
大体は臨月頃には自然に戻ると言われています。
私の場合は逆子体操や鍼灸治療もしたのに全く効果ありませんでした…
こんなこともあるので、その場合は「赤ちゃんが早くパパとママに会いたいんだ」と思うようにしましょう。
また、前置胎盤や低置胎盤といった通常の位置よりも低い位置に胎盤がある状態でも帝王切開の予定が組まれます。
結局2週間後には自然と元にもどりましたが…
先生いわく、自然に戻るのを待つしかないということなので、こればっかりは対処法がありません。
また、2人目以降の妊娠の場合も前の出産で帝王切開をした人はこれからも帝王切開での出産がほとんどです。
自然分娩も絶対無理という訳ではありませんが、子宮破裂のリスクがあるので無難に次も帝王切開の方が良いと思います。
怖いので2人目も帝王切開でお願いしますと言いました…
緊急帝王切開
自然分娩をしている際に何らかのトラブルで出産が困難と判断された場合、即帝王切開に切り替えることです。
また分娩中でなくても、出産予定日前に何らかのトラブルがあった場合も緊急帝王切開となります。
分娩中に赤ちゃんの心拍が落ちたり、回旋異常が起こることなどで赤ちゃんの命が危ないと判断された場合、陣痛がきているのに子宮口が開かない、陣痛が弱いなど、お産が長引いている時、促進剤を投与しても効果が無い場合は帝王切開に切り替わります。
帝王切開当日の流れ
私は逆子で予定帝王切開だったので、手術の日が決まっていました。
今回は私の場合での話になるので、病院によって異なるかもしれませんが大体は同じ流れだと思います。
①前日の夜から絶食
前日の夜ご飯は普通の食事を食べられました。
当日の朝は、飲み物だけ飲んでよくてご飯は食べられませんでした。
私の場合は13時から手術だったので11時までは飲み物は飲んでOKでしたが、手術時間によって異なるのでそこは先生に確認してみてください。
②手術自体は1時間から1時間半
帝王切開自体は、そこまで時間がかかるものではありません。
だいたいこのくらいの時間で終わることが多いです。
私みたいに状況によっては時間がかかる場合もあります。
③術後は絶飲絶食
術後は飲み物も飲んではいけないことになっています。
地味にこれがきつくて、夏だったこともあり喉が渇いて大変な思いをした記憶があります。
④少しの歩行練習
新生児室にいる赤ちゃんを見に行くために、車椅子に乗るまで少し歩かされた記憶があります。
術後は地獄のような痛みですが、我が子に会えると思うと不思議と頑張れるものです。
ただ、無理は禁物なので体調が優れない時は安静にしておきましょう。
手術中の心境
帝王切開は局部麻酔のため、意識がある状態で手術を行います。
考えただけでも恐ろしいですよね。
冒頭でもお話したように、私は手術台に上って号泣してしまいました。(そのせいで手術開始時間が10分ほど遅れました、、、)
ここでは、私が手術中どんな思いだったかをご紹介しようと思います。
術中は頭の中で好きなことを思い浮かべる
とにかく手術中は気を紛らわそうと思い、違うことを必死に考えていました。
私の場合はお寿司が大好きなので、頭の中でずっとお寿司を食べる想像をしていました(笑)
そしたらいつの間にか「もうすぐ赤ちゃん出るよ~」という所まで来ていました。
看護師さんが心強い
帝王切開は基本的に立ち合いが出来ません。(稀にOKのところもある)
特に初めての出産の場合はとても心細いと思います。
最初に号泣した時も背中をさすってくれたり、手術中もずっと手を握ってくれたりしていてとても安心した記憶があります。
なので、なにか困ったことがあれば迷わず看護師さんに助けを求めることをおすすめします。
赤ちゃんが出れば安心
赤ちゃんが無事にお腹から出てきてくれれば、あとは全身麻酔に切り替えるので、眠っている間に全ての処置が終わります。
「やっと会えて嬉しい」という気持ちと「早く手術終われ」という気持ちが交錯していた記憶があります。
入院中は無理は禁物
帝王切開の場合は1週間入院になります。(自然分娩は5日ほど)
長い入院生活の中で無理は絶対禁物です。
というのも、私が身を持って体験していて皆様には同じ思いをしてほしくないので、どんなことに気を付けたら良いかをご紹介します。
特に母子同室は無理しない
私の病院では術後3日目から母子同室でした。
ですが私自身が2日目から調子が良くなり、2日目から母子同室にしてもらいました。
いわゆる、産後ハイというものですね。
おかげで体にガタが来て、特に腰が激痛で入院中は起き上がれないほど腰痛に悩まされました。
しんどくて預けたいとも思っていましたが、預けたらダメな母親と思われてしまうと思い、1回も預けずに無理してしまいました。
痛みは我慢しない
お腹を切っているのでしばらくは痛みがあります。
定期的に痛み止めを投与しますが、あまりにも痛い場合は坐薬が出されます。(病院による)
何かおかしいと思ったら遠慮なく先生に言いましょう。
あったら便利だった物
入院中にこれあったら便利だったという物をご紹介します。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
①ペットボトルストロー
これは帝王切開でも自然分娩のママさんでもみんなが揃って良いと言っている商品ですね。
100均にもあるので手軽に購入出来ます。
②コードが長い充電器
帝王切開後は寝返りが打てないほど激痛です。
なるべく動かないようにベッドまで届く充電器があればとても楽になります。
③S字フック
先ほどもお話した通り、帝王切開は激痛です。
S字フックをベッド横にかけて必要なものをぶら下げておくと、取るのが楽になります。
私の病院には備え付けてありましが、無い所もあると思いますので一応持っていったら便利だと思います。
④たすき掛けできるポーチ
1人目の時は持って行ってなかったのですが、やはり激痛なのでいかに動かず物を取るかということになるので、持ち運べるポーチがあれば便利だなと思いました。
リップや目薬など必要な時にすぐ取り出せますよね。
最小限の動きで済むアイテムを持っていくと少しは楽になる
帝王切開は楽ではない!
最近は言う人は少なくなりましたが、よく帝王切開で出産したというと「楽でいいね~」とか「下から産んだ方が愛情がある」など言われていたと思います。
実際に私もそれに近いことを言われました。(無視しましたが)
ハッキリ言います。帝王切開は楽ではないです!というか出産はどんな方法でも命懸けです。
意識がある中でお腹を切られる恐怖、術後は激痛の中育児をする大変さ。
これのどこが楽なのかと声を大にして言いたい。
帝王切開って自分はどこも悪くないのに、赤ちゃんのためだけに命をかけてお腹を切るんです。
だから全国の帝王切開で産んだママさん、心無い言葉を言われても決してダメな母親ではないですからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
帝王切開がどんな感じか分かりましたか?
あくまで私の経験したことなので必ずしもこの通りになるとは限りませんが、大体の流れは一緒だと思います。
便利グッズもきっと役に立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。